【音楽】音楽は誰のもの...不透明なBGMからの著作権料徴収 カフェやショップで流されるBGMから著作権料がかかるとの広告が載っていた。世界では常識だという。だから日本でも...そんな趣旨だった。音楽配信会社から供給される音楽については、配信会社から徴収されるということだが、ローカルでCDなどでBGMを流している場合は500uまでなら年額6,000円とのこと。月額500円だからよいか...金額の大小は問題ではない。お金が科せられることに大いに抵抗がある。徴収された著作権料は著作者に配分されるというが、その配分のされ方が不透明こと甚だしい。誰の曲がどこでどれだけ流されたかが分からなければ、配分なんてできないじゃないですか。「応分の配分を...」なんてまやかし以外に聞こえない。こんな制度の導入で本当に著作者の利益を守っているといえるのだろうか。 もう一つ。音楽は著作者だけのものではない。リスナーからすれば、レコード会社が販売している商品としての音楽や、放送局などが流してくれる音楽以外に聞きたい曲がたくさんある。聞きたい曲を聞かせてくれるカフェなどはリスナーからすればそんな音楽と触れることのできる大切な場だ。たとえ月500円とはいえ、そんなカフェの運営に負担をかける支出はやめてほしい。かけた曲の管理ができない実情から、払ったお金の配分先が不透明なままであれば管理団体の増収目的以外に考えられない。権利保護という正論をかざして利益を享受する団体はいらない。音楽は音楽家とリスナーのもの。こんな疑念は早く払拭してほしい。 (2001/11/18) |