【スポーツ】祝!ジャイアンツ優勝 こんなゲームになるなんて...。TV中継を半ば呆れて見てました。肝心なところで勝てない...ここ数年のジャイアンツのパターンですよね。今日のドーム最終戦もこのまま終わるのかなって感じでした。8回までまるで良いところが無いまま完封されていたのに、9回裏にいきなりの連打、そして江藤の満塁ホームラン、更にはニ岡の勝ち越しのサヨナラ・ホームランで優勝が決まるなんて....。まるで夢のような展開に心から酔いました。でも、でも、気になることが...。 試合中、ネット裏の渡辺オーナーが気になって仕方なかったですよ。あんな所に座ってプレッシャーかけてるオーナーなんて初めて見ましたよ。しかも応援している風でもなく、仏頂面したまま腕組して。あの席って中継の時に結構写る席ですよね。ダメですよ、あんな顔して座ってちゃ...。 そしてもう一つ。ゲーム前にオーナーが監督に無期限で監督就任を要請して、長嶋監督もそれを快諾したといいます。20世紀最後のペナントレース。20世紀のプロ野球は、確かに長嶋茂男はスーパースターとして君臨しました。しかし現役を引退し監督に就任。成績不振から一度はその座を解任され、それでも請われて再び監督に就任。期待される成績をなかなかあげられなかったけれど、この区切りの年のペナントレースを制して、更には夢の監督としてのON対決も実現する(かな?)という、.こんなに美しい花道はないじゃないですか。ここで引かないと、もう引き際は無いと思うのですが...。息子の一茂氏が某番組で、「オヤジは一生グランドで生きる...」などと語っていました。確かにそういう生き方もあるとは思いますが、それでも一生監督の座にいられるわけもなく、その座を譲る時は、本当にジャイアンツと訣別する時になってしまうような気がしてならないんです。 確かに長嶋茂雄という野球人は、ジャイアンツだけでなく日本のプロ野球の宝です。それでもジャイアンツの誇るスーパースターであることも間違いないこと。それでも、こんな劇的な幕切れ以上の場なんて、そうありません。だから男のケジメとして、監督留任要請をその場で快諾するのではなく、せめて日本シリーズ終了まで...って、できなかったのでしょうか。あくまで本人が決めたことならば、それが彼の生き方ならば、ファンはそれを見守るだけですけどね。 新たなる長嶋伝説が、今日から始まったのかもしれません。 (2000/09/24) |